64番前神寺。石鎚山の木々に囲まれた凄く静かでドジッとしたお寺でした。両サイドに伸びる歩くところ?と真ん中のスペースがあることで重厚な雰囲気が引き立ってますね。真言宗石鉄派というのがありそれの総本山みたいです。真言宗にもいろんな流派があるみたいですね。

参道右手にある不動明王さまに1円を投げてひっつくとご利益があるみたいです。ぼくは知らずに10円を適当に投げ入れてしまいました(笑)。

63番吉祥寺。大学生の頃は東京の吉祥寺によく遊びに行ってたので名前だけですが親近感あるお寺でした。住宅街の中にあって地元のお寺感があって落ち着く感じです。入り口のゾウがかわいいですね。仏教なのでゾウが建物に彫られてたり像があったり見かけますが龍や獅子と違ってゾウをみるとアジアな感じを受けますね。龍も獅子もアジアなんですが、ゾウのアジアはまた違ったアジアというか(笑)。

納経所では綺麗なお姉さんからご朱印をいただけますよ(笑)。この辺りにまわるお寺が密集してますのでわかりやすく地図で説明書きがあったりナビだと失敗するのでこの道から行ってくださいと指示書きがあってとても親切でした。

62番宝寿寺。吉祥寺と同じ道沿いにあるお寺。ここもこじんまりとしたお寺でした。お寺によりますが納経所で掛け軸と朱印帳を渡した時にそれを掲げて一礼して書き始めてくださるところがあります。いただく方としてはそうやって丁寧に扱っていただけるとこちらも嬉しいですね。作業のようにこなされることも中にはあります。何万人とお相手しているのはわかりますがこちらとしては気持ちを込めてまわっているので、ちょっとしたことですが大切にしてくださる人には嬉しくなります。こちらの方はお礼を言って帰る時も手を合わせてご苦労様でしたと言ってくださって嬉しかったです。

61番香園寺。コンベンションセンターかと思うほど大きな鉄筋コンクリートの建物。こちらの二階が本堂と大師堂になっていました。ここは兵火に遭って焼失した後再興されいろいろあってこの建物になったみたいです。いろいろはネットで調べてみてください(笑)。

香園寺は聖徳太子が用明天皇の病気平穏を祈願して建てられたと言われています。その後に弘法大師が訪れた時、門前で身重の女性が苦しんでたので、栴檀の香を焚いて加持、祈祷をしたところ元気な男の子が産まれました。これが機縁となって安産子育ての子安大師として赤ちゃんを抱く弘法大師が祀られています。子安大師を祀る唯一無二のお寺だそうです。

中には沢山の子供の写真が一周ぐるっと飾られてました。子安講を創始してから、全国はもちろん、東南アジアやアメリカの方まで広がっているみたいです。凄いですね。世界共通子供は宝です。

60番横峰寺。車で行くのであれば途中から有料道路を使えば上の駐車場まで行けます。普通車1850円と少々お高めですが料金所のおじちゃんがいい人でそんなこと忘れてしまいました(笑)。有料道路と言ってもきれいな道ではなく対向車こないことを祈るような山道でかなり急な斜面をひたすら登ります。

駐車場は雲の中でした。ここも標高が高く気温は25度くらいで涼しかったですが天然のミストでじとじとしました。肌には良さそうですね(笑)。駐車場から山道をしばらく歩きます。

途中右側に妻白大明神さまがおります。ここは横峰寺の守神として有名な大明神さまとのこと。先にこちらにお参りしてから横峰寺に向かいました。かなり古くて雰囲気ある鳥居が続きます。

本堂、大師堂にお参りして、星ヶ森へ向かいました。そこには横峰寺の奥の院があります。ここからさらに山を登らなければならないのですが、ここまできたなら行きたいので納経所も後にして登りました。

道は広く整備されていてクネクネとまわりながら登っていきます。仁王門から大体10分くらいだったと思いますが、星ヶ森の看板もないので合ってるか不安になりながらも登ると着きました。

山の中にここだけ開けてる空間があって目の前の崖から先に石鎚山が見えます。この日は雲の中で見え難かったですが凄い景色でした。弘法大師がここで星供養をして星に厄除と開運祈願の修法をしたとされてます。まさに星に願いをですね。ここからの星は綺麗に見えるでしょうね。とても神秘的な場所でした。弘法大師はここで石鎚山山頂に蔵王権現が現れたことを感得したみたいです。鳥居のところに座ってたんですかね?星を見るならきっとここだろうなと思い鳥居の隣に自分も座ってしばらく手を合わせて景色を見ていました。本当に静かな場所でここには何度も来たいと思いました。自分の厄年にはここに来たいですね。

行きは運転するのに集中してたせいか気づかなかったですが帰りは黒瀬湖がとても綺麗に見えました。お寺を回っている時はなんだか時の流れの感じ方が違う気がするのはぼくだけですかね。昨日はお寺まわらなかったから余計に思いました。昔のことを想像するからかもしれませんが日常とは明らかに違う感じがします。これを忘れないでこれからも過ごしたいですね。

今日はここまで。山登りしたので今日の温泉はきっと気持ちいいですね。ありがとうございました。