四国霊場巡り59番から54番
59番国分寺。国分寺は全国にありますね。伊予の国府があった場所で伊予文化の発祥地だそうです。このお寺は戦火に遭って四回も焼失してます。きっと栄えていた土地だったんでしょうね。何度も復興されてる愛されたお寺なんだと思いました。住宅街の中にひっそりとあるお寺です。お寺の真横に神社がありました。真横も真横。最初は同じ境内かと思いました。ここは弘法大師さまと握手ができます(笑)。握手して隣にある薬師の壺に病気回復祈願をするといいそうですよ。大きな黒い壺があるので参拝した際にはやってみてください。健康が一番ですね。
58番仙遊寺。標高300メートルほどの山の中にあります。こちらの本堂はすごく立派な建物でした。本堂に彫られてる彫刻や瓦がすごくカッコ良くかったです。
これ鳳凰ですかね?誰か詳しい人教えてください(笑)。一つ一つの装飾が細かくてすごくかっこよかったです。これを作るのにどれだけの時間がかかるんでしょうか。
本堂入り口に願い事を書いてるのがあって、一人だけ凄くかわいい字で「世界平和」て、書いていました。お寺に参拝して「世界平和」をお願いしている人がいるということが心温まりました。実はぼくも密かにお願いしています(笑)。仲間見つけました(笑)。嬉しいなぁ。
仁王門から徒歩で山道を上がると本堂に行けるのですが仁王門周りに駐車場がないので本堂裏の駐車場まで車で上がりました。帰りにさっと車を止めて挨拶してきたのですが、仁王門のすぐ下に池がある庭があって、そこに不動明王さまが祀られていました。おそらく誰も来ていないのかクモの巣に引っかかりながらの挨拶になりました(笑)。不動明王さまは水神としても古くから祀られる風習があるので火と水の性質があるみたいですね。よく滝や水場に祀られてます。
すぐ近くに祀られていたのですが、みなさんこの切り絵知ってますか?四国霊場まわっているとよく見かけます。高野山にもあるみたいですね。これは寳来飾紙といって、昔高野山を訪れた空海が中国からもたらしたもので、高野山に農地がなくてしめ縄を手に入れることが難しかったためこれを代用して使ったとされています。それで四国霊場には寳来飾紙があるのかもしれませんね。
余談ですがここの境内ではオーディエンス神々という最高の舞台が用意されているバスケットコートがあります(笑)。ボールが当たらないからヒヤヒヤしながらのプレイが楽しめます(笑)。
57番栄福寺。こじんまりとして落ち着くお寺でした。納経所のおばちゃんが凄くにこやかで喋り方もゆっくり上品で癒されました。
ここにも仏足石がありました。何度見てもこのデザイン好きなんですよね。魚の絵は眠らず日夜精進することを表す魚だそうです。眠らないとか本当にストイック過ぎます(笑)。眠らないで仕事することもありますが3日が限界です(笑)。今は2日ももたなそうです(笑)。
56番泰山寺。この本堂の右に見えるガラスの渡り廊下に仁王像がありました。昔は仁王門があったのかな?そんなに大きなサイズではなかったですが本堂正面に立つと見えます。
来るとき本当にお寺?城じゃない?って思うくらいの石畳の塀があって凄く大きく感じましたが中はシンプルで広々としてました。話変わりますがさっきお昼ご飯食べに行った時に知り合った旅人カップル?が素敵で癒されました。彼はヒッチハイクで日本一周中お遍路旅を歩きでまわっていて気付いたら愛媛に居ついてしまったみたいです(笑)。まだ終わってないからまた始めるんでしょうね。また会いたいな。類友ってこういうことですね(笑)?
55番南光坊。八十八ヶ所で唯一坊のつくお寺。正式名称は光明寺金剛院南光坊。今治市の中心街にあるんやけど594年に建てられた歴史あるお寺。隣にも大きな神社があって、今治の街中なのにここだけ雰囲気が違いました。大通りを進んでると仁王門がいきなり現れるので見つけやすいお寺ですね。納経所の時間が迫っていたので一通りお参りして次に行きました。
54番延命寺。この売店の道が昔ながらな感じで好きです。宝冠を被った珍しい不動明王さまが本堂前にいました。
この鐘の周りにここの山の歴史が刻まれていて貴重文化財になっています。戦争中にこの鐘を軍用に提出しろと厳命されたみたいですが、越智熊太郎さんという方が尽力されて免除になったようです。戦争で破壊されたり押収された文化財は調べればたくさん出てくるんでしょうね。兵器に使うよりもこういった風に後世に残して教育に使う方がよっぽど世界は平和になるんじゃないかなぁ。
今日はここまで。世界平和を願う日でした。ありがとうございました。